仏教の話日記

ミッドナイト念仏


【テレビ番組で紹介された】

 

以前、林先生の今でしょ!講座の番組で

井上広法上人(浄土宗の僧侶、私と同い年らしい)がいろんなお寺参りでのお作法を

クイズ形式で教えていた。

その中で知恩院の「ミッドナイト念仏」をさらりと紹介されていた。

なんだか、井上上人が言うと説得力があるのだ。(俺も負けんぞ!!!)

 

ミッドナイト念仏とは約十年前から始まる。

法然上人の命日法要を4月に一週間執り行うのであるが、その一晩だけ厳修される。

普段は立ち入ることができない国宝である知恩院の三門。

その晩だけは入ることができる。(階段が急すぎて足が悪い方は辛いかもしれない)

三門の上はお堂になっており、広さ約100畳。

国宝級の仏様菩薩様羅漢様がずらりと並らんだところで、木魚をたたいて念仏する。

その時間…

 

11時間ほど

 

ただただ、ひたすらに、木魚をたたいて南無阿弥陀仏と唱える。

 

 

【若い人が一生懸命】

宗教宗派問わずどんな方でも参加できる。

途中入場、途中退席OK

 

中にはいると、凄まじい木魚の音

そこにいる方たちはお坊さんかと思いきや、

若い人、若い女性、中には外国人まで。

 

しかも、外には行列が。

 

【吉水に行く人は800年前と変わらない】

浄土宗第二祖鎮西上人がまだ法然上人に出会う前、京都に来た時、

一般の方がぞろぞろと吉水(今の知恩院あたり)に向かっているのを何事ですかと人に聞いたら、

法然上人の話を聞きに行く人たちと教えてもらった。

 

その話を思い出した。

SNSの広がりで4月の風物詩になったみたいであるが、

若い人が参加されていることに有難さを感じた。

念仏は何も佛教知識はいらない、

念仏は何も持ってなくていい、

念仏は資格も地位もいらない、

そのままでいいのである。

 

【ひたすらに唱えるのが念仏】

瞑想や自己啓発のために宗教家の言葉を利用する方がいるが、

念仏は何の能力、集中力もいらない、

信仰は何もいらない。

ただ唱えるだけ、唱えること自体が目的といってもいい。

初めて唱える人も、20年間唱えている人も同じ。

阿弥陀と唱えた方は皆救うぞと阿弥陀様が約束しているのであるため、

救うのは阿弥陀様がお決めになる。

自分の念仏はあの人より優れているということは

全く関係ない。

幼い子供が二人いるとしよう

二人とも「お母さーーん」と呼ぶのにどっちが優れているか、

という質問は愚問である。

どちらが母の心に叶っていると母親が思うだろうか、

どっちも我が子、どっちの呼び声も同じ呼び声である。

どちらも可愛いのである。

 

一筋に唱えよう。

ひたすらに、唱えよう。

南無阿弥陀仏

南無阿弥陀仏

 

 

 

 

 

 

 

 



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