悪いことが起きるのは運が悪いからではなく、
行いが悪いからだということを以前書きました。
仏教では行いを三つに分けます。
心、口、体です。
口からでる言葉、手や足で悪い行いをとるのは人間関係を壊すことはもちろんですが、
普通、心で思ったことを悪いとは思わないでしょうが、
仏教では心で思ったことを重きを置きます。
なぜならば、口や体というのはすべて心から現るものだからです。
この心をみつめ、落ち着かせ、冷静な状態にして、正しいものの見方をするのが仏教です。
お医者さんが正しい診察をしてこそ原因がわかります、
それがわかれば治療方法もわかります。
この原因がわからないからなんとなく不安になってしまい、
思い煩うことになってしまうのです。
だから正しいものの見方をする
正しいものの見方とは別の言い方をするならば、
ありのままに見るということです。
いろんな情報が入って偏見、誤解、フィルター越しに見てしまうものです。
あの人が嫌だと思えば、その人の行動すべてが嫌になるものです。
何が嫌なのかを冷静に紐をといていくように見てみると、
全部ではなく案外一つだけ自分にとって都合が悪かったかもしれないのです。
大きく曲がった松の木があり、
この木をまっすぐ見れた者に金一封をあげるという問題がありました。
正解は、
「この木は曲がっているの~~」と見るのが正解です。
まっすぐ見るとなると一直線になっている角度から見ればいいのだろうと思いますが、
素直にみたら、曲がっていると答えるのが正解なんですね。
言葉遊びと感じるかもしれませんが、
それくらい、ひねろうひねろうという心が働いてしまうのが私たちの心です。
ありのままに見る
正しい見方をする
これを練習すると心がスッキリするかもしれませんね
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