お寺は50年100年単位で物事を考えると
教えられたことがあります
新しく始めた行事が
定着するのに50年かかると
ついつい自分の代は
こうしたいああしたいという思いがありますが
次の代の方、その次の代の方が
そのアクションは必ず必要であり、
新しい“軸”である実感がないと
モチベーションを保てなくなり
いつの間にか廃止してしまうでしょう
辞めるのは簡単です
ズバッと決めればいいのです
少なくとも
今のお寺の姿は過去50年の結果として現れている
という見方が必要で、
どんな思いでお寺を守ってきて存続してきてか
住職になればそれをしみじみと感じるようになるのでしょうが
なかなか周りの方がそれを感じるようになるのは
時間がかかるというか、
やはり言葉による説明と情熱が欠かせないんだなあ
と思います
はい?
何の話をしているのか
さっぱりわからない?
すみません、
ちょっと考え事しているだけなので
気にしないでください
先日こういう本を手にしてみました
(基本的にkindleで読む)
この著によれば、昨年は明治維新から150年経ったそうです
罰当たりとわかっていながら
人は縁次第ではなんでもやってしまう恐怖を
改めて学びました
当時のご住職さんらはどんな思いで政府による仏教弱体化から
立ち向かっていったのだろうかと
今、そのことを学ぶ機会が来ていると思いました
明治による仏教弾圧は“お上”によるものでしたが
今後訪れるであろう仏教弱体化は誰の命令でもありません
「空気」による弱体化ではないかと思います
お寺の法要に毎回来てくれて
小僧を可愛がってくれたようなおばあちゃんは
もういらっしゃらないかもしれません
将来、お坊さんを見るリアクションは
「ふ~ん、坊さんね~」
「坊さんって、何する人?」
という感じでしょう
このような
もっとも厄介な「空気」
目に見えなくて
見えないけど、
誰の心にも存在するようなある種の前提が
出来上がるかもしれません
では今何をすべきなのか
やはり、勉強だと思います
危機感を感じることで勉強の必要性を感じるからです
どんな勉強なのか
その勉強を勉強することが最も大事であろうかと
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