子ども書道教室日記書道のススメ

「リアル寺子屋」子ども書道教室物語⑦~お寺でしかできない体験ができる書道教室~


 

うちの書道教室の最大の強みは「お寺」という点にあります

だからこそ、

書道ができることよりも大事なことは山程あり、

重要なことに気づいたらその都度伝えるようにしています

 

,6年前のその年最初の書道の時

何人かの子どもにお正月はどうでしたかと尋ねました

おばあちゃんち(母方の)に行った

お年玉もらった、ご馳走を食べた・・・

楽しそうなコメントをしてくれました

 

気になったつもりではないのですが

ふと、

「おせち料理」は食べましたか?と聞くと

はい、と答えました

 

今度は

おせち料理を食べる前に「お屠蘇」を飲みましたか?

と聞くと「?」の顔をしていました

 

「お屠蘇」を知らない?

お屠蘇という言葉を知らないのだろうと思って

「漆塗りの急須みたいなものに入った変わった味がするお酒だよ」

と言っても何のことを言っているのだという顔をします

 

私は急遽、

座敷に置いていたお屠蘇セットを持ってきました

 

「これだよこれ」

しかし、そこにいる子どもたちは

“不思議そうに見る顔”を辞めません

 

「これ、飲みましたか?」

(全員首を横に振る)

 

これはいい機会だと思い

私はお屠蘇を飲む儀式時間を設けました

 

また、年末最後の書道の日は大掃除をします

そこでもなぜ大掃除をするのかという説明も含め

段取り、畳の拭き方、掃除機のかけ方、

廊下の雑巾がけ(今の学校は雑巾がけをしないらしい)の

掃除のやり方全般を教えます

 

また

お寺はお菓子やそうめんといった“お供え物”があがります

その“おさがり”を子ども達に配るのも

お寺でしかできない役割です

 

「コンビニで買ってきた」お菓子と

「お供え物からいただく」お菓子

 

同じチョコレートでも

何か違うように見える、その見方って大事ですね

っていうことを伝えたり

 

秋には

境内の落ち葉を掃除する体験をして

掃除は「散らかった心や面倒くさいと思う心を掃除するだよ」

と伝えたり

 

お寺ならではの体験を通じて、

子ども達に“いい種”を植え付けてもらいます

 

いい種を蒔くには当然、“いい土”がいります

いい土づくりは親御さんにしかできないことです

 

なぜか、

何も言っていないのに

こんなに靴をそろえてくれるんですね

(親御さんの教育に感謝)

 



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