お寺を拠点とする僧侶がいろんな方とのご縁を結び、
アンテナを張ろうとする先は
仏教を広めそれを実践するためであり、
またその仲間を作ること
その基本があって本堂という媒体がある
海外に行って仏教の教えを広める開教使という方々がおられる
浄土宗ではハワイとロサンゼルス、ブラジルにその拠点がある
テレビ東京系列の番組「世界ナゼそこに?日本人~知られざる波乱万丈伝~」
の中でそのブラジルで開教活動を特集された方の話を聞く機会があった
それはそれは壮絶なものであり、
お寺の存在意義や自分はなぜ僧侶となったかという問いを
徹底的に考えさせるいい機会となった
大学出た若者がただでさえ仏教を広めるのも至難の業
それをしかも、言葉もわからない国へ行って広めるのである
大江田晃義さんという
その様子を画像で見ると
そこにお寺があるわけではなく、
借家で「南無阿弥陀仏」と書いた掛け軸に
ロウソク、線香、花があるだけの空間
当然最初は一人もお参りに来ない
では大江田さんはどうされたか
地域のいろんな行事に参加
積極的に人と出会い縁を作るということ
仏教とは関係のないことをしていると、ふと
そこで行っていることに疑問を持たれた
何のために僧侶になったのか
その答えとして
人の役に立ちたい、何か喜ばせたい
そう思うとどんどん縁が広まっていき
月に一度、お経を読む会を立ち上げた
最初は来られたのは二人、
時にはゼロ
人に興味があることをしたらいい
精進料理や書道を教えることを始めると
じわじわ人が来るようになり
今ではボランティアスタッフが50人
少し広い借家に移り
いろんな法要を勤めることができるようになり
ついに浄土宗の最重要、最大の法要である五重相伝を開くことができた
その大法要を受けた方のうち(約90人)二人が僧侶になりたいと願い出て
今、大江田さんが週に2回勉強会を開いている
大江田さんの夢は「本堂を建てたい」と
(クラウドファンディングすれば必ず建つと私は思う)
この話を聞いて
“お寺の本堂ありき”で考える僧侶の活動を根本から考えさせられた
本堂があるということがどれほどすごいことなのか
逆に言えば
“本堂がなくてもお寺があるのである”
僧侶がいて、
僧侶の活動する場所があり
僧侶の活動が意義あるものとされ
僧侶の活動が必要とされる
故に本堂が建つのである
僧侶がいるところがお寺になるのだ
僧侶とは何か
この基本を改めて教えていただいた感動する講演だった
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