親にとって一番嬉しいことは子どもが生まれてよかったということ

 

何かができるということではなく

家の手伝いをしてもらうことではなく

要するにいい子でいるということではない

 

親も同様

仕事ができるということではなく

何かスキルに秀でているわけではなく

役がついていることではなく

子どもをよその子と比べず

「ありのまま」を喜べること

これが一番出来そうで出来ないこと

 

この子はこのまま勉強せずにいたら

将来一生、ひきニートになるかも

とか

まったく我慢ができないから

将来何の職業にもつけないのかも

とか

聞き分けがなくしたいことだけしているから

将来不安

 

そういうことを考えながら

世の親は子育てをする

私も決して例外ではない

「ありのまま」が「まま」ならない

 

仏教の価値観から見て

自分がこの世に生を受けて

仏教に出会うことが最も幸せなこと

 

それを照らし合わせてみたら

子どもがこの世に生を受けて

親として子どもに出会うことを

最も幸せなことと思わなくてはならない

 

物事を考えるきっかけは

思う通りにならない時

 

子育てこそ思い通りにならないものはない

むしろ、思い通りにならないだらけ

 

この思い通りにならない経験が

親が親に育ててさせてくれる

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