仏教の話日記

なぜ辛抱強く話を聴くことが「徳」になるのか?~「聴く」は仏道修行なり~


 

なぜ辛抱強く話を聴くことが「徳」になるのか?~「聴く」は仏道修行なり~

 

カレー坊主さんが

「自分の都合に合う宗教を選ぶのではない、

自分の都合を問うものこそが宗教なのだ」

Twitterでおっしゃったのを見て

うまいこと言うねと思った

 

人の話を聴くと

必ず、「自分の都合」がじゃんじゃん湧き出てくる

たとえば

「そんな体験より、私の方が辛いと思う」

「自業自得じゃないの」

「早く終わらないかな」

「今日の晩御飯は何にしようかな」

などなど、

 

なぜ話を聴くことが徳になるのか

というと、

自分の都合ではなく

自分を押し殺して

ひたすら相手の都合に合わせることによって

それが「利他行」になるからだ

 

だから

めちゃくちゃ難しい

 

私はこれを「難行道」と思っている

「難行道(なんぎょうどう)」とは

お念仏の考え方で

仏道修行を大きく二つに分け

たやすく仏に成れる念仏の道を「易行道(いぎょうどう)」

仏に成ることが難しい念仏以外の道を「難行道」という

 

念仏というのは

自分の都合(煩悩)で生きている私達凡夫のための行であり

煩悩を滅したり、振り払ったり

煩悩をどうこうするわけではない

「そのままの私達」を救う阿弥陀仏の助け舟である

 

どうしても沸き起こる都合

ついついやってしまう

わかっていてもやってしまうのが凡夫

 

自分の都合を問うて

向き合うというのはかなり無理がある

というスタンス

 

だから

話を聴くということは

ものすごい「行」をやっていることなのである

 

行は徳に変わる

徳というのは「功徳」のことで

いい結果をもたらす業で

つまり、“幸せの種”である



・。*・。*・。・。*・。*・。
【円相寺副住職のイベント情報】
・。*・。*・。・。*・。*・。

【毎週土曜】朝7:00 一緒にお祈り(お経を読むお参り)しませんか?

【第1、第2土曜】19:30~21:00「寺ヨガ」

【毎週金曜】15時~17時 大人のための書道教室(美和台公民館)

【満員お礼】小中学生対象リアル寺子屋式子ども書道教室はこちら

↓↓↓円相寺副住職のイベント情報公式LINE@お知らせが来るかも!?

副住職は仲間になりそうにこちらを見ている


副住職が仲間になりたそうにこちらを見ている!

【お問い合わせ】
円相寺副住職 裏辻正之(えんそうじ ふくじゅうしょく うらつじ まさし)
アイコンをポチると各SNSをご覧になれます↓↓↓
         YouTube

〒811-0213 福岡市東区和白丘1-10-48