毎年お盆参りを約200軒こなして思うこと
~強い精神力を養うには笑顔でルーティンワーク~
お盆参りはずーーーっと同じことの繰り返しです
その数は多い日で一日40~50軒とも。
ぱっと見、
これはルーティンワークと見えるかもしれません
実際、うちの小学4年生の子でもできます
しかし、
この酷暑の中で
日数、軒数が多くなると
足が猛烈に痛くなるとともに
声も出なくなります
お檀家さんは
朝からエアコンをつけて準備し
今か今かと一日中待っていますので
言い訳や
大変さを口にすることはできません
お檀家さんが待っていてくれるからこそ
成り立つ行事です
なのでスマイルは必須
辛いのはお坊さんさんだけはなく
お寺で留守番業務をしている寺族も
来客の対応でてんてこ舞いです
一日終わったと思ったら
お葬式が入るかもしれませんから
油断はできません
こういう条件の中で
ルーティンワークをきちんとこなすということは
とても精神力が培われ
ブレないマインドを養います
毎回毎回、同じお経を唱えますが
毎回毎回、微妙な違いに気づき
毎回毎回、同じ挨拶でも
毎回毎回、リアクションがことなります
終わった時の達成感は半端ないですが
同時に「自分の至らなさ」を痛感させられます
40代に入り
20代、30代の時にはないものを感じ始め
人の心はわかったつもりで
わからないとますます思うように。