仏教の話

昨日、本を読んでいてシビれた言葉


 

昨日、本を読んでいてシビれた言葉

 

仏教の基本的考え方は一言でいうと相依相互関係です

これがあれば、あれが生まれ

あれがあれば、これが生まれる

 

すべてものや現象は

互いに関係性をもって

一瞬一瞬変化し続けています

 

だから、

自分の都合や勝手でどうこうできることではなく

自分という枠組みから離れたものの見方をしましょう

ということです

 

この仏教の基本スタンスである「縁起」の思想を

ベトナム人僧侶のティク・ナット・ハン氏は

手元にあった一枚の紙で次のように表現したそうです

 

みなさんは

この紙の中に雲が見えますか?

 

雲がなければ雨もなく

雨もなければ木は育たず

木がなければ紙はできません

これが仏教の縁起です

 

紙を作るには木を伐る人が必要であり

森や人間が育つには太陽の光が必要であり、

その他いっさいのものがこの一枚の紙のなかにある

 

そして、

この紙を見ている「わたしたち自身もこの紙の中にある」のだから、

このわたしと関係のないものは何一つない

と言いました

(めっちゃわかりやすい!カッコいいなあ)

 

どうでしょう、それとは逆に

私たちのものの見方というのは

まず自分があって、

自分と他人は別もの

自分とそれ以外は別ものという見方をしてしまい

だから、自分とは関係ないんだという身勝手さを生んでしまいます

 

しかも厄介なことに

その身勝手さがだんだんと大きくなっていることに

自分ではなかなか気が付かないという危うさがあります

 

目に見える命だけではなく

目に見えない命を見通す目

これを智慧といい

そして、

この見通す力が仏さまであります

 

参考文献『いきなりはじめる仏教生活』著者:釈徹宗(新潮文庫)



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