仏教の話

家庭を作りはお浄土作りに似ている!?


 

往生とは仏の世界に生まれること、成仏とは仏になること

 

仏の世界というのはたくさんあります

仏の世界のことを浄土といいます

お経にはガンジス川の砂の数ほどあると言われています

たとえば

阿弥陀如来の西方極楽浄土

毘盧遮那仏の蓮華蔵世界

大日如来の密厳浄土

釈迦如来の霊山浄土

弥勒菩薩の兜率天

観世音菩薩の補陀落浄土浄瑠璃

などがそうです

 

南無阿弥陀仏が有名になるとともに

浄土と言ったら、阿弥陀仏の世界である極楽浄土を指すようになりました

 

何のために仏は世界を作るのかというと

娑婆という世界は煩悩に振り回され、老い、病、死から逃れられませんし

理不尽、不条理が起こるところです

娑婆という言葉の語源は「忍土」つまり「我慢するところ」という意味です

けっして、刑務所にいる人から見た外の世界のことをいうのではありません

娑婆では修行はできないということで

仏様方は娑婆から離れた場所に世界を作って、安心してもらうということです

 

たとえば

アットホームな家というのは、本当に気持ちが安らぎます

そこで育つ子どもというのは実に生き生きとするでしょうし

何か凹んだことがあったとしても、取り戻す力があります

 

家の居心地が悪かったりすると、子どもの発達に大きく影響します

親が変わる必要がありますが、親が変われない場合は

引越しなどをしていい環境を作り直す必要があると思います

 

私たちが住むこの娑婆世界というのはちょうど環境の悪い家のようなところです

宝くじ1等に100万回連続に当たる確率で人として生まれてきたわけですが

なぜ生まれて来たか、生きる意味とは何かを自分なりに答えを出していかなければなりません

 

娑婆とは別に浄土を作るという考えもあれば

娑婆そのものを浄土に作り替えようという考えもあります

煩悩があるから悟りを開く

蓮華は泥の水で育つにもかかわらず、見事に綺麗な花を咲かせるからです

泥という煩悩が蓮華という悟りの花を咲かせるわけです

 

心の中に浄土がありますよという考えもあります

結局、この世が綺麗に見えるかどうかは心次第、認識しだいということです

お釈迦様は晩年「この世は実に美しい」とおっしゃっておりました

悟りを開いた方はそのように見えるのでしょう

 

浄土はあるのかどうか、

どこにあるのかを考える方法、知る機会は人次第、縁次第でしょう

私は完全なる浄土は娑婆の外にあると捉えております

なぜなら、先ほども申したようにこの世はいいご縁だけではありません

突然、何の前触れもなく悪い縁はやって来ます

娑婆というところはそういうところだと思いますし、

苦悩をどう考えるか、捉えるかを考えるのが仏教と思っていますので

だから、娑婆の外に浄土があると考えています

 

往生ということばは

浄土に生まれることをいいます

立派に死ぬことではありません

電車が立ち往生した、とか今では困った、難儀したという意味として使われますが本来は違います

いいところに生まれたのですから実はめでたいことになります

 

成仏というのは仏になるということです

安らかになったことをいうのではありません、たしかにそうではありますが、ちゃんといいますと第一回目の動画でお伝えした内容がそうです、こんな風に箇条書きしてみました

・煩悩から解放されグルグル輪廻から抜け出した

・悟りを開いて、全体の繋がりを見通す力を獲得した

・すべてを分け与える慈悲をもった存在で

仏教の最終目標です

 

往生はまだ成仏していません

成仏することが約束された場所に行き生まれたということです

ですので、往生は成仏がほぼ確定した状態といっていいです

 

どうやって仏様方は浄土をお作りなさったか

一生懸命に長い時間ひとりでマイクラみたいに作ったわけではありません

 

たとえば、また家の話になりますが

一緒にいると安心する人っていますよね、それがパートナーだったりです

そのパートナーの行いの結果、習慣の結果が

居心地がいい空間になるわけです

 

お寺という場所はお坊さんが生活している場所がお寺です

お坊さんが普通の家で生活したら、その家がお寺になるでしょう

お経が聞こえ、掃除をして綺麗になり、何もないけれど、笑顔と優しい言葉に包まれた場所になるからです

 

つまり、

場所というのはそこにいる人の行動の結果であるということになります

ですので、仏様の業の積み重ねの結果が浄土の世界を自然と作り出したということです

自分が満たされるような空間を作ると客人を招きたくなるようになります、人助けをしたくなるということです

最初は自分のためであり、その後、人のためになる

自利利他の精神ということです

その精神で仏様方は浄土をお作りなさったということです

 

家庭を作るということはそういうことだと思います

暖かい家、ほっとする家、安心する家

落ち込んだ時凹んだ時に取り戻そうとする力をつける場所でしょう

子どもが泣いて帰って来たら、まず抱きしめてあげる

話を聞いてあげる、一緒に食べる、一緒に寝る

そうやって、また明日、社会と関わっていくわけです


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