仏教の話

仏教の基本思想の伝え方を再度考えてみる〜縁起=無常+無我〜


 

諸行無常=時間、で考えていくのはどうだろう

すべては一瞬一瞬、変化して移ろいでいく

という説明は結局のところ、

時計の秒針は1秒1秒動いていきますよということになる

つまり、

変化というものを“見える化”したものが時計だろう

 

もし、時間というものがなかったとしても

当然、世の中は一刻一刻と変化しているのである

 

心が反応して、執着を起こしているその対象物も

時間と共に変わっていくから、ボーッとしてたら後々大変よ

だから

努力しないといけませんよとお釈迦様はおっしゃっている

 

諸法無我=存在のプロセス、

で考えるのはどうだろう

無我というのは言い換えれば

「それだけで存在することはできない」ということ

存在するには

〇〇がなければ、●●が生まれない

  • ●がなければ、◎◎が生まれない

という「〜によって、生まれる」というプロセスを見ましょうということ

 

たとえば

一枚の紙に雲を見ることができるだろうか?

 

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雲がなければ、雨は降らない

雨がなければ、木は育たない

木が育たないと、人が運べない

 

そうやって紙一枚を作るプロセスの中に

いろんな因と条件があり、

その中に雲のおかげを見ることができるかという視点の提案だ

 

これによって、自我意識を見つめ

他人との共存や思いやりを生み出す

 

諸行無常=時間、諸法無我=存在

時間と存在をもとに関係性ですべてが成り立っている

これを仏教では「縁起」といっている

 

キリスト教から見た世界の成り立ちは「契約」である

すべて神が作りたもうた、ということであり

「契約」と「縁起」の考え方の違いは

欧米とアジアの決定的な点であろう



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