仏教の話

お経本を開くためだけにかなり恭しくお唱え文〜お経の解説パート4〜


 

お経本を開くためだけにかなり恭しくお唱え文〜お経の解説パート4〜

 

どこの宗派も

“お経を手に持ってページを開くためだけのお唱えする文”があるのです

すごいでしょ、

念のため言いますが、

ただ「本を開くためだけのため」だけの儀式ですよ

 

なぜか、

まず、お経とは何かというと「お釈迦様のお話」ですので

お釈迦様とセッションするようなものなのです

ご対面させていただくので、

厳かな儀礼することで気持ちをシャキッとするためです

 

また

仏教に触れる機会の確率は

百千万劫という時間があってもなかなか会えないといいます

1劫という時間は宇宙が誕生して消滅する時間と言われますので、

百千万劫とはそれが10億劫となります

それくらい輪廻転生を繰り返しても巡り会えないくらいの確率で

「今、まさにこうして出会っている」のです

 

出会っているという奇跡を喜び、

そして、少しでも理解できますようにという願いをこめた大切な文なのです

 

〜〜〜〜〜〜〜

(開経偈)

無上甚深微妙法(むじょうじんじんみみょうほう)

百千万劫難遭遇(ひゃくせんまんごうなんそうぐう)

我今見聞得受持(がこんけんもんとくじゅじ)

願解如来真実義(がんげにょらいしんじつぎ)

 

意味

この上もなく深くすぐれた仏さまのみ教えには

永遠の時を経てもありえないほど 出会うことは難しいことです

私は今 そのみ教えを受けさせていただくことができました

その真の意味を理解し身につけたいと心から願うものです

 

〜〜〜〜〜

これでようやく「お経」に入っていきます

メインディッシュへと突入です

 

え?今まではお経じゃないの?と思ったかもしれませんが

実はここまではお経ではなく「偈文」といいまして

願いや宣言といったもので気持ちを上げるための部分です

(ややこしくてすみません)

 

ですが、お経を読みましょうと言った場合

こういったお経に至るまでの偈文を読むことが普通でして

そうやって儀礼化することで覚えやすく、習慣になりやすく、

故に気持ちが入っていきやすいためです



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