「真の宗教者は常に現状に対する批判者である」
お釈迦さまもキリストさまも然り
各宗祖さま方は仏教というフレームの中ではあるが、高い情熱を持って改革をされて来た
他宗の宗祖の伝記を小説で学ぶのはとてもオモロい、今回は最澄さま
お坊さんになるのはとてつもない苦行を要すると言われるが、ちゃんと志があって研鑽を積もうと思ったら、苦行には映らないだろう
12年間、山に籠って修行することは、決して牢獄もような悪いものではなく
学びたいものに囲まれた生活である
例えば、
非常に厳しい生活と言われる大阪桐蔭で日本一を目指す高校球児のような
真理を極めようとする科学研究者にとって、籠って学問に浸るのはむしろ青春かもしれない
当時、最澄様がなさった新しい僧侶養成制度(叡山)は国の宝を養成する機関
僧侶だけではなくどんな組織でもそう
人材という国の宝を育てよう
利権と過去の栄光にしがみつき
優秀な若者がどんどん海外に出ていってしまう今の現状を憂い、新たな体勢に変わっていくことを切に願いたい