読書メモ
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法然上人は
伝記ではお釈迦さまの再来のような
我々とはかけ離れている感じで描かれていて
ホントに我々と同じ「凡夫」なのかと疑問視してしまう
なので
法然上人にとっては念仏によって極楽に行くということは何の疑いもない事実なのだが
“そんな法然上人”にも
我々がホットしてしまう凡夫発言があったようだ
法然上人はある時
「ああ、今度こそ往生をしたいものだなあ」、
おっしゃったので
この言葉を聞いた弟子が、
「法然上人でも確信のないお気持ちになられるのですか。そうであるのなら、私たちが往生について不安げなのも、当たり前なのですね」。
そのとき、
法然上人はちょっとお笑いになって、
「浄土の蓮の台に乗るまでは、こうした不安げな気持ちがなくなるということはないのですよ」
とおっしゃった
これには意外や意外!!!
法然上人でさえ不安の気持ちは拭えないということ、
だけど、
お念仏に対して疑っているわけでもなく
今まで経験をしたことがないから、極楽に往生して蓮の花の上に生まれるまでは不安が続くということ
往生は未経験だから不安
法然上人にそんな言葉があったなんて
なんか嬉しい