どうやったら信じるようになるのですか?②
論理をすり替えるような言い方ですが
「信じる」という言葉を他の言葉に変えて考えてもいいかな
と思います
日本人はyes、noではっきり二つに分けて答えるような文化ではないので
「信じる」という言葉は日本人には合わない言葉なのかもしれません
それで悩んだ方がいました
遠藤周作の言葉に
「99%の疑いと1%の希望」
「信仰は一生あわない服を着せられたような感じがある」
その合わない信仰を一生涯にかけて小説を書いたわけですが、
その信仰は「強さ」ではなくむしろ「弱さ」をテーマに描いていました
代表的な小説『沈黙』は
迫害を受けても絶対に棄教しない敬虔なキリシタンもいれば
それとは対照的に踏み絵を踏みどこまでも逃げて
最後は告解(罪の許しを得ること)を受ける人物を描きましたが
遠藤周作が伝えたかったのはこの踏み絵側の人です
それが現実ではないのかということで
非常に共感を得るのではないかと思います
踏み絵を踏んだからと言って
信仰していないわけではないです
むしろ、すごく悩みながら信仰しているわけです
そもそも、
踏み絵で信仰を図るというのがナンセンスであり
浅はかな人間が思いつくような踏み絵で神の御心を判断できるはずがありません
状況次第で人はどうなるかわからないから
踏み絵を踏むようなこともしますし
目の前の現実や神への信仰からも逃げてしまう
それが人間というものであり、(宗教から見た人間観)
そういう人間に対して神は働きかけるわけです
ではどうしたら信じるようになるかというと
宗教から見た人間観を模索しながら
疑いながらも希望をもって
祈りの行為を続けていくことだと思います
(また、別の角度で「信じる」を考えてみます)
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