お坊さんの伝記というのは
その宗派の宣伝のような内容がどうしても強くなる
その点『徒然草』というのは
“宗派色”を全く感じることがなく
作者独自の感覚で自由に書かれているところが
普遍的でいいし、なにより鋭い
その中で『一言芳談』という本の引用があった
これは作者不明で浄土を志す者の心構えが
今で言うところの4コマ漫画のような短さで書かれている
そこにはお坊さんの“本音”があったりする
たとえば
・ひたすら念仏したいと思っている人は極めて少ないのですよ
・本当にこの身を仏様にお任せするような気持ちを、どの人もおこさないものです。
・往生のつとめに、ほかのことで費やす時間を惜しむ人は一人もいません。
なるほど、これは
お釈迦様が念仏する人は白蓮華のようであると言って
非常に珍しいけど、とても尊いことだとお経で示されたことを思い出す
今も昔も変わらないのかも
また、こんなエピソードがある
ある人が(法然上人の孫弟子さんに)
「念仏は往生の要になると思ってとなえておりますが、
心には野や山といった迷いのことばかり思い出され、
口先ばかりの念仏になります、どうしたらいいですか?」
それに対して(孫弟子さんは)
「あなたはここに来るつもりで、立って歩いて来たのでしょうが
一歩一歩ここへここへと思って来られたわけではないですよね
たぶん、別のことを考えながら歩いて来たんじゃないですか
それでも、歩くことを続けながら、とにかくここまで来たのですよ
それと同じように、
極楽に往生したいと思ったら、
たとえ念仏を唱えながら別のことを考えていたとしても
命が終わるまで唱えつづけていたら、
必ず往生できるのですよ」と。
いい例え話ですね
(どうぞ使ってください)
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