「これ以外の道はもう歩まない」という究極の安心「四修の中の長時修について」
長い時間の修行と書いて「長時修」ですが、2〜3時間の次元ではなく、これから一生かけて念仏の道を歩んでいく、ということです。
えーーー!と思うかもしれません
なんだか、終わりのないマラソン(修行)を盲目的にやっていかないといけないの?
と思うかもしれませんが、それ真逆で、むしろ「二度と迷わなくて済む安心し切った自動運転の車」に乗るようなものです。
例えますと
・仕事で言うと、私はこの仕事で一生を終える」と腹をくくった職人の境地。
・結婚でいうと、何があってもこの人と添い遂げるぞ、という誓い。
・趣味でいうと、損得抜きで、死ぬまで探求し続けたいと思える趣味や思想。
長時修をより詳しく例えを用いながら、その本質を見て参ります
長く使うものほど高品質で独特の味わい、愛着があります
「老舗のぬか床」という命の継承
老舗の旅館や家庭で、何十年、何百年と守り抜かれた「ぬか床」があります。
毎日かき混ぜ(無間修)、余計なものを入れない(無余修)。それを一生、あるいは世代を超えて続けると、そこには「昨日今日では絶対に出せない味」が宿ります。
長時修とは、長い年月が調味料となり、自分という存在に「深み(徳)」という最高の味わいをつけるプロセスなのです。
「使い込まれた革製品」
新品の革靴や鞄は硬くて使いにくいですが、一生使い続けると、持ち主の体の形に馴染み、独特の輝きを放ちます。
長時修を貫いた人の「型」は、付け焼き刃や借り物ではありません。自分の皮膚の一部のように馴染み、「その人でなければ出せない美しさ」へと変化します。ボロボロになるのではなく、時を重ねるほどに価値が上がる経年変化の美学です。
・結婚でいうならば
恭敬修(型): 相手と向き合うための「作法」を覚え、
無余修(絞る): 浮気をせず「その人だけ」を見つめ、
無間修(いつも): 「24時間」ずっと想い続け、
長時修(一生): そして「一生」を添い遂げる。
「一生縛られる」と思うと窮屈に感じるかもしれませんが、実際は真逆です。
あれこれ迷って、あっちの道、こっちの道とフラフラしている間が、一番不自由です。
「私はこの道で行く」と決めて、他の選択肢をすべて捨てた瞬間に、人は本当の自由になれます
湯川秀樹の先生であった岡潔(数学者)は数学の歴史を変えたほどの偉業を達成した方として名がしられています。その成果が出るまで15年以上、世俗的な成功とは無縁の生活を送り、周囲から「変人」と呼ばれようと、彼は数学と念仏という日々を崩しませんでした。また数学を探究する精神は仏教精神、特に念法然上人の再来と言われた山﨑弁栄から念仏の教えを指示されていたようです。
岡潔は毎日、仏壇の前で念仏を称える暮らしをしていました。数学で行き詰まったとき、机に向かうのをやめ、外に出て散歩に切り替えました。念仏を称えながら散歩をすることで「自分の脳を空っぽにする」というのです
岡潔は「数学の答えは自分が作るのではない、向こう(仏様の世界・真理の世界)からやってくるものだ」と考えていました。答えは自力ではない、他力によって授かるものという考えです「自分を空にし、真理が流れてくるのを待つ」という姿勢は、一生を真理に預けきった長時修そのものです。
岡潔は世界を驚かせる3つの難問を解決しましたが、その成果が出るまで15年以上、世俗的な成功とは無縁の生活を送りました。
周囲から「変人」と呼ばれようと、彼は数学と念仏という日々を崩しませんでした。目先の成果を追うのではなく、「一生かけてこの真理を解き明かす」という長時のスパンを持っていたからこそ、孤独に耐えられたのです。
「急いで答えを出そうとするな。一生付き合うつもりで、その道を愛しなさい。そうすれば、向こうから導いてくれる」
晩年、こういう言葉を残しています「死とは、ただ別の場所へ行くだけのこと」と
命を預けるようになるとそういう超越した安心、境地になるんでしょうね
何か一つでも「これは安心して預けれるなぁ〜」
っていうものはありますか?
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