仏教の話

【アップデート】人間をどのように見るかという人間観を養い、自分の小ささを自覚する行為(四修の中の恭敬修)


 

心はコロコロ変化します、何か音がしたり、今日の晩御飯は何にしようかとなかなか一つに収まりませんし、どこにあるのかわかりません。水は器がないと形をなすことができませんし、乾きますので心は水のようであると例えることができます

そこで、水はコップなどの器におさめると、水だと目に見えてわかる、そして、喉を潤すことができます

この器という形を作る、その形作りは「まず、南無阿弥陀仏と唱えること」です

 

これを四修(型を作る)といいます

 

信じる心は目に見えないけれど、念仏を唱えるという形で信じる心は見えます

「まず先に唱える」という形があって、そうしていたら自然と「心が後から型に収まって安定する」ということです

 

では、形づくりの心得として四つの心構えをご紹介します

 

四修の1番目を恭敬修といって「敬う」ことです

恭という字は両手でお供物を捧げている様子を表した字なんだそうです。

敬という字は如来様の救いに対して、背筋がピンとなった状態を表した字

修というのは、修正していく、自分を磨く、極めていく

 

敬う気持ちがあれば、そこにあたかもそこにいらっしゃるかのように

お茶をお供えしたり、花をお供えしたり、掃除をするといったことに体が動く

手間暇かける、時間をかけるということが自然と生まれる

そうやって、心を目で見える形にしていくということです

 

お葬式でご縁ができましたところにはこうお伝えしています

「まずはお茶か水を毎日お供えしてください、座ってお念仏を十遍唱えてください

毎日行うという形を作っていくことで、やがて心が伴ってきます。その心が自分自身を守ることにつながりますよ」

 

実家ではお茶をお供えするのは子供の仕事でした、

この間、実家に帰省しましたら、姪っ子がお茶をあげて、ちゃんと前にすわって、十念をしておりました、うちでは今は三男がやっています。こうすることで朝本堂に行って御本尊にご挨拶をするという習慣を、形をつくっていくということなんですね

 

この恭敬修は如来様や亡きお方だけではなく、人間に対してもそうであります

朝起きて、お茶をはいどうぞ、と出されたら、ああ大事にしてくれてる〜と思いますよ

そういう敬う関係であれば、横着な態度はでてこないでしょう。

 

敬いというのは別の見方をすれば

人間をどのように見るかという人間観を養い、自分の小ささを自覚する行為ということです

 

人間は、理屈を一つ覚えると「自分はひとつ上のレベルに行った」と勘違いする性質がある。

その「わかったつもり」という慢心の病をどう抑えるのか、

 

お念仏を行う意義はそこにある、頭がいい人ほどこの姿勢が大事

ホリエモンが寿司屋を開くのに十年も修行するのはバカだと言っている

ホリエモンにとって、美味しい寿司を握るためのコツは、ただの情報ということです。

飯の炊き方、酢の配合、魚の捌き方はすべて数値化できるから、「技を盗む」ために数年かけるのは時間のムダ。

 

情報を手に入れ、数ヶ月集中して練習すれば、技術的にはトップレベルに追いつけると考えています。

こういう考えでいると、おそらく生きるって何だろう何のために生まれてきたのか、という病にきっと蝕まれるでしょう

ものを提供するというのは捧げるという人に対する敬いから生まれる

 

日本一の寿司職人の小野次郎さんは卵焼きを完璧に焼く十年かかると言います、卵焼きを完璧に焼けないのにお客さんの好みに合わせることはできない、

 

賢い人は『なぜこんなことをするのか』と理屈を言う。

だが、理屈でしか納得できるないのは、結局、自分中心、自分が主役と思っているからです。

一見して、意味のないと思われる作業を10年繰り返すことで、ようやく『自分が賢い』というちっぽけなプライドが粉砕される。

その粉砕された先にしか、本当の『敬(うやま)い』は宿らない。

 

ホリエモンのいう寿司職人では美味しい寿司は作れるかもしれないけど、

人を救う(感動できる)ような寿司は作れない

 

ホリエモンと日本一の寿司職人とは人間をどうみているのか、人間をどのようにみているのか、人間観の違いから起きています

 

如来様を敬い、お念仏の生活という行為は自分自身の小ささを知り、また他人に対しても敬うことになるわけでございます

以上、四修の中の一つ目の恭敬修です



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