28日はお不動さまの縁日、民間信仰のひとつ「お不動さま(不動明王)」とは?
市川團十郎の屋号は「成田屋」
新勝寺の不動明王のご利益を賜って跡取りを授かったと伝わっている
得意なことを「お箱」というのは歌舞伎で
一番得意の演目の台本には「箱」に入れていたそう
18番という数字はおそらく阿弥陀仏の48願の王本願と呼ばれる18番目
エースピッチャーは18番を背負う
市川團十郎の「お箱」はこの不動明王
民間信仰とは
その地域共同体の中で自然発生的に生まれた信仰で
病気を治るように、商売が上手くいくように、という人間の当たり前の願いをお寺というより、町の辻々にある小さな祠に祀っている“小さなほとけさま”に願掛けする信仰
歩きながら拝む
通りすがりに拝む
“秒”で終わるお参りだが、その回数は年間で考えると相当に多いと思う
人は
どんなに合理的に考えてこれ以上問題はないと思っていても
どこかで行き詰まったり、挫折しそうになる
そういう時にわれわれを導いてくれるのは超越的な存在
あるいは人間の計らいを超えた「ほとけ」に導きを求めるものだ
民間信仰の“小さなほとけさま”たちを代表するのが
お地蔵さま、観音さま、お不動さまの
まだ仏(ブッダ)、如来に至っていない方々だが、
これらの“小さなほとけさま”方からご利益に預かって、
それからお寺の“大きなほとけさま”の本当の仏道へと導くためのエントリー的な役割もあると思う
お地蔵さまと観音さまは慈悲(優しさ)の代表
お不動さまは智恵の(厳しさの中の優しさ)代表と言っていい
お地蔵さまと観音さまを母親としたら
お不動さまは父親
Switch版『桃鉄』のキングボンビーのモデルであろうお不動さまは
なぜあのように怒りの炎をあげて、剣を握っているのだろうか
まるで、人を襲わんとする姿である
しかし、それは
親が子供を叱る時というのは、子供を安じて叱るのであるが、
子供は「なんでおとっつぁんが怒っているのか」わからない
同様に
人はなぜ苦しむのか分かっていない、
それじゃあダメだぞとお不動さまは
左手に持っている五色縄で人を危険地帯から引っ張り出し
苦しみの原因である煩悩を右手で持っている剣でバッサリ倒す
本当に優しい父親というのは
大事な時にちゃんと叱ってくれる怖いお父ちゃんだということ
また、
お不動さまは「代苦受(だいくじゅ)」といってその人の災難を自分が代わりに受けるは働きがある
子供を危ない目に遭った時は自ら飛び込み自ら代わって出るようなもの
その「代苦受」のご利益を預かろうと、
新勝寺のお守りを買いに行くわけである
そこから、
ほとけさまに対して仰ぎ見るようになり
お寺の法話を聞くご縁が整ったならば
阿弥陀仏とご縁を結ぶことがどんなに尊いことなのかを
しみじみ感じていただきたい
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