私は信心がないのですが・・・という信心ありの人
納骨堂を求める方々は
信仰があるとかないとかというより、
亡き方への愛情の形が納骨堂というものになった
という言い方がいいかもしれません
日本人は
信仰というとちょっと何か、
ヤバいものに感じることが多いですが、
海外の方から日本人を見たら
神を信仰しないのにどうやってアイデンティティを成り立たせるのか
という疑問を持つそうです
日本人は無宗教と言われますが、
それは海外のような信仰とは少し違っていて
日本独特の無常観から生まれる文化、思想をもっていると思います
災害の時に暴動や略奪がなく
無常を静かに受け入れ、
炊き出しに並ぶ秩序ある姿を
海外の人から見たら信じられないでしょう
日本人が無意識のうちに備わる無常観を
古典文学のほとんどが書いています
『方丈記』(鴨長明)の有名な冒頭
「ゆく河のながれは絶えずして、しかももとの水にあらず。
淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし」
『徒然草』も『平家物語』も無常観
西行の「願わくは花の下にて春死なむ その如月の望月のころ」
『源氏物語』には「あわれなり」が通じて記されて
その後の文化、文学に非常に影響をうけていきます
仏教から生まれた無常観が
日本人の美意識にもマッチしたのでしょう
ところが敗戦後、それまでの日本が否定され
マスコミによってゆっくり広がっていき
日本の宗教観といってもいい無常観までもが削られていった
と私は考えています
日本人の復活はこの無常観であり
そのメソッドは供養という形であると思います
手を合わせる場所がある、その場所が決まると
皆さん、不思議とイキイキされますよ
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