仏教の話

極楽の正式名称、西方極楽浄土とはどんなところか


 

極楽の正式名称、西方極楽浄土とはどんなところか

 

『阿弥陀経』というお経にははっきりと西方極楽浄土があり

そこに生まれた人は諸々の苦しみがなく、ただ楽を受けるが故に極楽と名づく

とある

 

つづいて、その極楽とは

金、銀、瑠璃、水晶、シャコ(シャコ貝を使った宝石)瑪瑙、赤珠(ガーネット)などの宝石でできているおり、木にかかげてある宝石が風を吹くと、何ともいえない有難い心が自然と生まれ、何の苦しみを伴わずに徳を積むことができる

その世界は阿弥陀仏の功徳によって荘厳されている、とある

 

それはいうなれば、

居心地のいいと思う空間はそこに住む人の行動の積み重ねで出来上がっている

建物が、というより、そこにいる人がどんな想いによって行動し、掃除をし、空間を飾っているかということ、

 

たとえば

ただの空き家があったとする

そこで掃除をし、ご本尊を置き、お香を焚き

お経を唱え、法を伝える

長い年月かけてその功徳を重ねるとその空き家はお寺になる

お香が染み込み、お経が染み込み、法が染み込む

 

お寺というのは、お坊さんが住むからその空間がお寺になるのであって

そこに住む人がお寺になるための行動をしているかどうかである

外観だけではなく中身があるのかどうか

 

お寺が落ち着く理由というのはそういうことの結果である

 

阿弥陀仏がお造りになった極楽というところは

阿弥陀仏が人間ではわからない長い時間の間、

宝石を作ったり買ってきたわけではなく

ご修行され、その功徳がだんだんと現れ

自然と絵にも描けない美しい空間が湧きあがり

その空間にいるだけで、

その阿弥陀仏のそばにいるだけで

功徳を積み上げたくなるような心が自然と湧いてきます

 

「極楽へ あんたが行くなら わしゃいかん」

そういう夫婦がいたとしたら

墓を別にしてという夫婦がいたとしたら、

 

極楽へ行くと、そんな想い、考えすら消え去ってしまう

所詮、私たちの浅はかな考えなど阿弥陀仏の掌の上です

そういう私たちをどうやって救うのかを考えてきた仏様だから。



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