私が執り行う時の法事のお経は結構特殊です
「月刊住職」で劇作家・鴻上尚史氏が
「仏教界に期待すること」という題名のコラムを出し、
さまざまな意見が寄せられている
問題点にあげていること
キリスト教の儀式は聞いて意味が分かる言葉を投げかけていることに対し
仏教の儀式は何度聞いても意味が分からない
ということ
お経の後の法話の時に意味を解説している方もおられるが
その法話の時ではなく
「聖なる時間」の中で語られているから意味があるだと
コラムに書かれていた
これについて「月刊住職」も先月号と今月号でさまざまな僧侶が意見を述べており、大変興味深いものとなっている(マニアックかな?)
私が考えているのは
ただ単にわかりやすくしたとしても、儀式における格調が成り下がり、いわゆる“有難くないお経”になる可能性が高いと思う、朗読とはちと異なるのだ
また、「意味不明なお経」と言われても、それは“どんな方”に向けての法事なのかによるだろう
めったにしかお寺に来ない方にとっては「早く終わらないかなあ」になり、
お経の本を配ったとしても「面倒だなあ」と思うかもしれない
初めてお経の本を手にしてもらっても、独特な唱え方があるため、一緒に読むと言っても
目で追うのでやっとだと思う
本来は定期的にお寺に足を運んでいただき、
日ごろお経を読むことがなければ難しいと思う、
その機会が多ければ
みんなでお唱えするお経は最高にいい
なので、聴いてもらうような仏事の時は
文語体のような漢文を書き下した文章のお経がいいと思っている
私の写経体験で用いるお経は、
その格調とわかりやすさがいいバランスで出来ており(浄土真宗さんとお経の解釈がはっきり区別されているのがわかる内容になっている)、
お通夜葬式、一部の法事で読むことにしている
そして、
昨日の記事にあるようなご和讃を通じて、
執り行っている意味を伝え、
亡き方の名前や戒名をゆっくり読み上げる(浄土宗では回向(えこう)という)
一度、試しに聴いてもらいたいぐらい
(その時のお布施は結構ですよw)
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