先に往った人の目を意識しながらの暮らす姿勢
人生100年時代と言われる
きんさん、ぎんさんが言ってたように
長生きは「嬉しいような悲しいような」生活を
誰でも体験する時代になるのだろう
長く生きるということは
自分より先に亡くなった方が増えるということであり
それを意識しながら生きる
ということでもある
先に旅立った人にまた会える世界があるなら
その時に少しでも
いい話がたくさんできるような
生き方をしていこう
それが今後の暮らしの規範となる
死んだ方の目をどのように意識を向けるか
どう関わって、声をどう傾けるか・・・
釈徹宗先生の『歎異抄』の解説書には
そう書かれていた
この本はとてつもなくわかりやすく
そして、深い
南無阿弥陀仏のお念仏というのは
自分が往生(極楽に生まれること)するための行いであるが
それによってどう生きるのかが一番大事なことで
罪と悪が浄化されるなら何をしてもいい話ではない
死んだら終わりという刹那に生きる自分や
欲のままに生きる自分自身を省みることでもある
だから、
「あの世」があるということをしっかり心得ることは
遺された人にとって生き続ける確かな軸である
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