本来、僧侶は世間と断絶し、山にこもってひたすら経典と向き合い、行に励み、もちろん妻帯飲酒肉食などせず、悟りを目指すものなのでしょうが、
おそらく、そういう僧侶はなかなかとっつきにくいのではないでしょうか。
僧侶が目指すものと一般の方が求めている僧侶像とでは少し解離しているのではと思うんです
傾聴スキルが高く、生老病死の苦しみに寄り添い、心に響く釈迦の教えを説くことができる僧侶を求めているような気がします。
少なくとも私はそうなりたいと思っています。
特にこの傾聴するということ、
これはいくら肩書き資格云々より、膨大な経験を要すると思います。
じっと聴くには忍耐力も必要です
なかなか地域共同体の中にあるお寺で近所の方は自分の家族の問題を相談をもちかけるのは難しいかもしれません。
だから、信頼関係が絶対必要条件ですし、そもそも相談に来ないお寺など完全に存在意義をなくしています。
あるオウム真理教信者の入会理由は「お寺はただの風景にしか見えなかった」でした。
何とかしたい、何とかしたい
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