仏教の話日記

お釈迦様が説く怒りを克服する三つのアドバイス


怒りをどのように克服したらいいか。

お釈迦様は三つをアドレスしていただきました。

 

①都合のいい考えを捨て自分を俯瞰した見方をし、この世は無常であって、

物事がうまくいかないという視点を持つこと。

②正しい生活習慣をつけること

③心を落ち着かせ、①の考えに気づく事

(戒・定・慧といいます)

 

仏教はこの①から⓷のサイクルをグルグルめぐらして、

より大きくしていき心を楽にしていきます。

 

しかし、怒りは手ごわいです。

名越康文氏によれば、

人は一日に100回怒りを覚えているという。

「怒り」とは、かっとなる怒りだけではなく、

イライラ、どんよりとした気持ち、

なんかスッキリしない負の状態を言います。

 

その心の状態で起こす行動は目に見えています。

これが体に悪影響を及ぼし、

結果的に苦しみ悩みになり、

またこの苦しみによって、

次の「怒り」が生まれ、

また次の思考や言動、行動を起こしていき、

永遠にこのサイクルを繰り返して、

暗いトンネルに入っていく。

怒りは百害あって一利なしです。

 

これが負のスパイラルであり、

これから抜け出すことが仏教の最終目的です。

 

怒りはこだわり、執着する心や

「自分は何かのおかげで生きているということ」を

忘れたところから生まれると

お釈迦様はおっしゃいました。

 

  • いつまでも地位名誉にすがりたい、
  • 代をゆずってあげてもちゃんとした収入が欲しい、
  • 物が捨てられない、
  • 若さや体力を保ちたい
  • どうして自分だけこんな目に会うの?
  • 子どもが言うこと聞かない
  • 死ぬほど欲しい

といったことがそうです。

 

仏教は心を楽にするものです。

楽にならなきゃ仏教ではありません。

 

心を落ち着かせるために、

正しい生活習慣をつけ、

静かな本堂でお経を読んだり、

念仏や題目、座禅したりするのです。

 

なかなかお寺の本堂に毎日お参りできませんが、

念仏、題目、座禅は心掛け次第で、

どんな時でもできます。

 

瞑想もそうです。

 

それを続けていると、

いつのまにか心が穏やかになり楽になり、

いろんな視点で物事を考えることができ、

「気づく」ことができるのであります。

 

その「気づき」はあなたを

今までと違った世界に見せるはずです。

 

バラ色に

 

以上、

仏教を述べてみました。

 



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