仏教の話葬儀・法事の話

なぜ戒名が必要なのか私見を述べさせていただきますと~実はものすごいものだった~葬儀の意味②


 

なぜ戒名が必要なのか私見を述べさせていただきますと

 

前回(の記事)

私はお通夜の時にカミソリを亡き方の頭に当てる作法を行うことをお伝えしました

(髪の毛は見える煩悩として考えるため)

 

そして、そのカミソリを当てた後に

次のことを誓います

 

仏を敬い(帰依仏)

欲を離れ(帰依法)

仲間を信じ(帰依僧)

また

その三つを“信じている”ことを(亡き方に)誓っていただきます

 

キリスト教の「洗礼」のようなもので

本来は本人の意思がある生前に行うものです

 

お葬式の意味、説明があまり行われていないために、(求めていますか?)

形骸化されて一体何をしているのかわからなくなっていますが、

実はものすごいことをしているのです

 

そして、仏教徒としての証として「戒名」をお授けする儀式を葬儀で行います(私の場合)

(クリスチャンネームも戒名とほぼ同じ意味です)

 

つまり、葬儀ではまず、仏教を信じる方になっていただき

極楽へ生まれていただきます

生まれるから“名前”が必要です

生まれるから名無しの権兵衛では困るのです

 

“一般的に”戒名と言っているものは“フルネームの戒名”です

つまり、6字から長くて13文字の漢字で成り立っているものです

 

名は体を表すというように

仏教の教え、その方の生き方と人柄が存分に詰まった名前で

もしかしたら、俗名より長く伝わるかもしれません

 

歴史上の人物となるとその最たるもので

たとえば、聖徳太子というのは死後に付けられた名前ですね

厩戸皇子は寿命までですが、

聖徳太子という呼び方はほぼ永遠です

 

戒名というのは実はものすごいものなのです

 

しかし、これに高額な金額を付けるというのは全く別の話です

売り物ではありません、

遺族の方がそれをどのように受け取るかの問題です

 

意味がわかるのとわからないでは物の見方まで変わってきます



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