仏教の話日記

現代僧侶は求められている法話とは何かをまず考える


自分の宗祖としてではなく、まずはお釈迦様の名代として話すべきだ
なぜ人は悩むのかにフォーカスした話をすべきだ
信用と信頼が出来上がってから少し宗祖の話をすべきだ

今の人は仏教に関心があるが、
それぞれの宗派にはあまり関心がないように思う

いきなり南無阿弥陀仏や南無妙法蓮華経を唱えよと言っても
それに至るまでの仏教を説明しないとその価値はでてこないし、
宗祖の話をしてもそれは神格化された話で、
うちの主人は甲斐性がよくてねー
という身内の自慢話と一緒に聞こえ
よほど、お寺というのも自体が好きで、ずーっと法話を聞いてきたお年寄りならまだしも
世間から見れば
立場上、商売でやってるんでしょ、と思われてしまう

保険屋さんがうちの商品はすごいんですよというもので
その人に合ったものでないと保険そのものの意味から考えておかしい
結局、義理やお付き合いでということになる

仏教とは何かというそもそも論が説く風潮がものすごく強い
書店で並ぶ仏教書は以前はお坊さんである学者さんが書くことが多かった
ゆえに、自分の宗派の事しか書かないし、
もちろん自分の宗祖の対して批判的なことは書かない(書いたら大問題)

というかそれが当たり前なのだが。

今は違う
お坊さんじゃない方が書いている仏教書が多い
ではどんなことを書くかというと
実はお釈迦は○○
仏教とは○○
というどの宗派にも共通するいわゆる通仏教に関することが多い

昔は難しいことがありがたいとされていた空気があったからか
はたまた学者さんが書いていたからか
読んでいてよくわからないことが多かった(自分の読解力がなかったためか)

今は違う
とにかく、わかりやすく書かれている
あっそうだったんだとお坊さんでも感心してしまうほどわかりやすい

お寺に属している私のような僧侶は

何かを前提として話をしていないだろうか

わかりやすい工夫を努力をしているだろうか

それが仏教精神ではないのだろうか

それでわかったことは冒頭に言ったように
お釈迦様の名代として話すべきだ
なぜ悩むのかにフォーカスした話をすべきだ
信用と信頼が出来上がってから少し宗祖の話をすべきだ

という心掛けを



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