ネットでの感想を見ると
「なんだあのラスト15分は!」
「大駄作の映画だった」
という酷評だらけだったが
私は、それは全く違うと思っている
この映画は
ドラクエ5をやってきた今を生きる大人に送るメッセージなのである
まず、基本に立ち返ろう
ドラクエの生みの親である堀井雄二氏は
「人生はロールプレイング」という言葉を残している
故にドラクエとは何かと問えば、
人生という冒険を疑似体験できる国民的RPGという答えが適切だと考える
この前提としてドラクエ映画は見なければならない
ドラクエを映画化すると聞いて驚いたのは
世界観を楽しむという設定はどこにくるのかという疑問
ただ単に勇者が魔王をやっつけるというストーリーを傍観するということなら
桃太郎の昔話とさほど変わらない
なぜドラクエの主人公は喋らないのか
それはドラクエの主人公は“常に自分”であるということを意味し
プレイヤーがその世界に入って酔いしれるということが
ドラクエがドラクエたらしめている理由である
ネタバレになるが
この映画の話はそもそも
ゲーセンでドラクエVRをしている人のお話で
最後、ラスボスが出てくる時、
突然、ちゃぶ台をひっくり返すようなシーンがある
それは
ドラクエVRの中にコンピューターウィルスが侵入し
擬人化されたウィルスがプレイヤーに向かって「大人になれよ、いつまでこんなゲームやってんだ」
とツッコミを入れる演出がある
視聴者は
なるほど、だからサブタイトルが「your story」なのね
ある任意のプレイヤーの冒険の話なのね
と気づかされる
だから話はダイジェストで進むんだなあ
だって、ドラクエVRをしている人の話だから。そういう視点で描いているから。
私はこの演出に「ドラクエとは何か」という基本的な前提の再確認が取れたように感じた
魔王を倒して“めでたしめでたし”で終わるわけにはいかない
もし、ドラクエ5を忠実に再現するのであれば
NHKの大河ドラマのような一年がかりで全40時間ぐらいかかるだろう
それならゲームしとけばいいじゃんという話になる
僅か2時間足らずで何を伝え、感動させるか
となると、こういう形になるのだろう
私は非常によくできたドラクエ映画だと思う
この映画のキャッチコピーは
「君を、生きろ」である
最後の字幕は
「続きはあなたの冒険にて」という終わり方
さあ、自分の人生を冒険しようじゃないか!
いのちだいじに
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