研修レポートその②
お坊さんの研修会にお呼びする講師はさまざまで
アーティストをお招きすることもしばしばある
音楽はいい、
久しぶりにプロの語り弾きを聞き
魂が揺さぶられ、
私も読経の時はこれくらいの迫力と感動がなければなあと
自戒した
そのアーティストだが
バンド名「勝手にしやがれ」のリーダー武藤昭平さん
浄土宗の檀家さんであり、しっかりとお念仏の中で生活されている
そのような癌と闘い復活された体験談を語っていただいた
(二河白道の図)
3曲拝聴したが、3曲目のタイトルが「凡人讃歌」といい
「二河白道」という念仏を信じて極楽に行くまでの煩悩に挟まれ生きていく現実を表した絵を元に作った曲を熱唱して頂いた
これが一番感動した、
なぜなら僧侶ではない方が念仏生活を送り、
その思いを自分の言葉で「二河白道」を表現しているからである
その曲とは
>ねえ神様
ちょっと聞いておくれよ
行っちまった奴らの魂を
あっちの世界で見守って欲しい
オレがいつかそっちに行くまで
アイアイ哀しみの中
ここに生きている
バンバンバン歩きだすのさ
道を照らすのさ
転んで起きて這いつくばって
瓦礫の中から華を咲かすのさ
歌詞の中に「神様」とあるが、
これはもちろん阿弥陀仏を指す
佛様と言ったら日本では“死んだ人”という意味が強いため
こういう表現の方がいいかもしれない
「華を咲かす」とは
念仏を唱えると極楽では蓮華が咲き
その蓮華の上に生まれることを言う
蓮華は泥まみれの中でしか咲かない
その泥とは煩悩でまみれた娑婆を表す
タイトルの凡人とはフツーを意味するのではなく
仏教語の「凡夫(ぼんぶ)」を言う
凡夫とは阿弥陀仏から見た人間の本質の姿をいい
すべて人間は愚かであるという宗教的な見方をした人間を指す
だから歌詞にもあるように
>冴えない奴も
うまくいった奴も
普通の奴も みんな一緒さ
とあり、
みんな「哀しみの中 ここに生きている」
それでも「歩き出すのさ 道を照らすのさ」
道を照らしてくれるのは
お釈迦様が「西に極楽があるよ」と
路頭に迷う私達に示してくださっている
だから
>転んで起きて這いつくばって
瓦礫の中から華を咲かすのさ
美しい華を
つまり、念仏を唱えましょうね
という歌詞です
「凡人讃歌」の“讃歌”とたたえているのは
お釈迦様であって
念仏を唱える人はとても珍しい「白い蓮華」のようだと“誉め”讃えている
そのため、浄土宗は五重相伝というお念仏の教えを授かる儀式を受けた証として
「誉号」という名前を頂戴する
カッコイイ~~
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