「話を聴く」というスキルを外して、その人のあり方で「話を聴く」~講座メモ~
本当のその人の力とは何だろう?
装備(肩書)やスキルをはずすと
一体何が残るのだろうか?
なぜそんなことを聞くのか?
本当に話を聴いているのかという話
どういう姿勢で“あり方”で聴いているのか
ということ
やれ傾聴だ、やれミラーリングだ、寄り添いだ
課題を解決しよう、無くそう
という“テキスト”で語るコトではない
もちろんそれも大事
もっと、
深いところで相手の心と継がるような想いは
スキルではなく言葉では語れないようなコトになる
こういう話がある
深い喪失感を体験した方は非常に神経質でいろんなモノが見えるようになるらしい
そのため
お坊さんが玄関に入って来ただけでそのお坊さんが話を聴けるかどうか“あり方”がわかるという
私の失敗話をしよう
昨日、ある講習でロールプレイがあった
僧侶役、遺族役、観察役の三人一組で
シナリオに沿って傾聴の演習をするというもの
私が僧侶役になった時
相手の方や背中辺りに手を置いて
いわるゆ“寄り添う”ということをスキル的にやってしまった
これが余計だったのだろう
その時のシェアでは褒めることをしか言ってくれなかったが
飲み会の席では
率直に「あんまし嬉しくなかった」と言ってくれた
しかし、
私はその飲み会(裏シェア会)で率直に言ってくれたのがホントの事で
実は一番大切なことを気づかせてくれたと素直に嬉しかった
つまり、
これはこうしたらいいだろう
という“楽に解決する姿勢”の表れ
話を聴くとは
相手の世界にお邪魔するわけだから
当然、自分自身(聴く方)も傷つく
だから、自分自身を大事にするという行為が必要になる
講義の最初に講師がこう言った
「勇者になってください」
(この時、勇者ってドラクエよね、ドラクエって言えば裏辻だよねっていう目線を感じた)
そう、我々は勇者
しかも、ロトの剣や天空の鎧を装備しているわけではないし
ギガスラッシュやベホマのスキルがあるわけでもない
生身の人間である
「ぼうぎょ」と「たたかう」と「にげる」
この三つのコマンドしかない
ただ、経験値が多い少ないかのその人のレベルという力だけだ
これはとても怖い怖いレベル上げになる
だから、勇者なんだろう
余談だが
なぜ私がスマホのドラクエをしないかというと
いきなり、レベル1から「メタスラの剣」という
中盤からの武器がガチャで手に入りゲームバランスを大きく崩す
そういうサービスのためか
スマホのゲームは肝心なところで“課金”させようとする
それはその人そのものの力ではなく
楽に課題を解決させようと欲をそそのかし
努力を勘違いさせる
やはり、
ドラクエはストーリーにそってレベルが上がっていき
努力の末
やっとボスをやっつけるというちょうどいい塩梅で
ロールプレイできるようになっているのだ
そういう意味で
ドラクエの生みの親の堀井雄二先生の名言が光る
人生はロールプレイング
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