日記

「禍」のお盆参りで思うこと これだけ感謝される仕事はなかなかない


 

「禍」のお盆参りで思うこと

これだけ感謝される仕事はなかなかない

 

あってはならないことだが

「午前中に伺います」

という案内を出していながら午後に。

催促の電話がかかった

 

葬式が入ったとはいえ

電話に一報を入れればいいのにそれも忘れ

ドキドキしながら初めて伺う家へ飛ばした

 

玄関のドアを開くと

足が悪いおばあちゃんが温かく迎えてくださり

90歳のおじいちゃんは

ベッドからゆっくり起き上がり

目が見えないながらも

おばあちゃんの介抱で仏壇前の椅子へ

 

そして

何も苦情をおっしゃらないどころか

逆に

「お忙しかったのでしょうね」

「わざわざ遠方へありがとうございます」

「お参りいただきましてありがとうございます」

と合掌してひたすら感謝を。

 

一軒一軒伺うお盆参りは

「何時に来るのですか?」

という電話がずっと鳴り響き

留守番している家内や義母も大変

 

このシステムはいつまで続くのかと

毎年のように思うが

こういう家があると

何があっても伺いたいと思った



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