【木鶏】という言葉の意味~極めつくした境地~
恥ずかしながら「木鶏」という言葉を初めて知った
それは中国の故事に由来する
紀悄子という鶏を育てる名人が
王から最強の鶏が欲しいという依頼を受け
40日かけて仕上げる話
どのような鶏になったかというと
『他の闘鶏が鳴いても、全く相手にせず、
まるで木鶏のように泰然自若している姿で
その徳の大きさにかなう相手がいない鶏』になった
相撲、剣道、柔道でよく使われ
あの名横綱、双葉山の連勝が69でストップした時に
「いまだ木鶏たりえず」といった言葉で
白鵬もまた連勝がストップした時にも
「『いまだ木鶏たりえず』だな」と口にしたことで有名
大抵は強くなろう、努力しようという場合
目の前にある敵を想定する
しかし、
長い鍛錬を重ねて成長すると
なぜ自分はあいつを敵とみなしていたのか
疑問に持つことがある
では敵とは何かと突き詰めて考えていくと
そもそも敵とみなしているものは何か
敵だと認識している主体は何かと
ということになり
とどのつまり
それは「自分」であるということになる
たとえば、
怒り、誘惑、欲望、病気、老化、
これらはみな
自分のパフォーマンスを下げる敵である
それから抗うことを辞めたら
敵が無くなり
天下無敵になる
空威張りして闘争心を立てたり
他人の声や姿を見ただけでいきり立てたり
己の強さを誇示しているうちは
まだまだということ
それから離れることができたら
私心というものがなくなったら
いつの間にか敵がいなくなっているのだろう
みんなに木偶のぼうと呼ばれ
ほめられもせず
苦にもされず
そういうものに
ワタシハナリタイ
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