父親を越えることの難しさがテーマか?
〜「バケモノの子」を見て思うこと〜
どちらかというと、父をテーマにするより
母をテーマにした方が受け入れやすいだろう
それくらい現代において、
母性は理解があっても父性の理解は少ない
だから、男は生きづらさを感じるのだ
父性ってなんだろう
父親らしさというのはなんだろう
昭和の初期ならチャブ台をひっくり返すような怖さの象徴だが
それはもうすでに化石になっている
社会と家庭をつなぎ、
規律や仕組みを教えるものといったところだろうか
家族をまとめ、ルールを厳しく指導することができるならば
家庭の居場所はあるが、
それも母親が担っているのであれば
いよいよ父親の出番はない
映画やアニメを見渡しても父親不在が多い、
または父親の扱いが悪い
なんとまぁ、生きづらさを感じやすいのだろうか
常々、そのように感じていた時に
「バケモノの子」を見て、
こんなにも父親を応援してくれるアニメはなかなかないと思った
(一番すごい父親応援アニメはクレヨンしんちゃん)
いやいや、主人公の「蓮」の成長物語でしょと思うが
「熊八」の父親としての成長と男としての成長の話に見えた
子どもからいつまでも離れない親はいつまでも人として成長しない
子育てが人生のすべてと思っていたら、
子育てが終了した途端すべてを失ってしまい、強烈なロスに襲われる
子どもの課題は、親を越えること、
子どもは自分の物差しで考えることを覚え、親と同じようなことはできないということを知り、親から離れなければならない
それができないといつまでもあの「一郎彦」のように闇を抱えてしまう
親が偉大すぎると、この傾向は強くなるだろう
親は欠点だらけでいい、
その方が子どもは自立しやすい
「蓮」が成長できたのは「熊八」がいい感じで不器用だったから
このバランスは一見悪そうに見えて、すごい化学反応が起きている
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