日記

他人事に見えるけど他人事に聞こえないどこか耳が痛い話


 

高齢者にとってお寺はお茶を飲むところ

 

檀家さんのご親戚が実家の命日参りとして

お寺にお参りに来られた

 

お茶どうぞ、と勧めると

それはもう

夫婦漫才のような語り口調

 

「和尚さん、

いろんなものが上がりよるね〜

税金が上がって、物価が上がって

次は私の血圧が上がるばいw」

 

愚痴が愚痴にならない節回し

私はただ「うんうん」と言って笑うだけw

 

それから、

自分のお寺(その方から見たら菩提寺)の悪口

親戚の悪口

 

悪口に聞こえるけれども

悪意が全く感じられない

 

おそらく、

ただ口にしたいだけと思う

 

「ここに来たら気持ちがいいなあ」と喜んでいただいたが

斜めの関係だからこそ、

言いたいことが言える

 

自分の檀家さんも親戚のお寺でこんな風に愚痴をこぼしているのだろうか

 

他人事に見えるけど

他人事に聞こえない

どこか耳が痛い話



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