位牌は亡くなった方そのものです
仏壇というのは極楽浄土を表していますので
その中に位牌を置くというのは
亡き方がその世界にいることを意味します
(よく見ると位牌の下の方は蓮華の台になっている)
私たちがそれに拝むと
亡き方はその位牌に寄ってきて
そこに現れると考えられています(依り代という)
鎌倉時代から始まったという説があり、
詳しくは儒教から影響を受けているらしいのです
原始的な仏教では必要ないのかもしれません、
しかし、理屈はそうなのですが
それではあまりにも非人情的だと思います
人は観念的に物事を捉えにくいので、
特に一般人は
こうして目に見える形あるものにしておかないと
手を合わせる機会、
手を合わせる対象
手を合わせる場所を
失ってしまい
心が不安定になっていきます
お釈迦様の時代は
仏像はなかったのですが
(というより禁止だった)
時代が経つにつれ
仏像を作るようになると
ないよりあった方が
拝みやすくなり
心が落ち着くようになりました
対象となるものがないと
なかなか難しく
ないのであれば
心に拝めばいいじゃないか
空を拝んでいればいいじゃないかという
考えも生まれ、
時の皇帝より仏教が弾圧された時代もありました
同様に
位牌が不要な宗派もありますが、
ないよりあった方が
気持ちの整理がつきやすいです
勝れた修行僧ならば
深い瞑想により、
見えるものが見えてくるのでしょうが
私も含めて99.9%の人は
そんなことはできません
目に見えた方がイメージしやすいからです
そうやって時代に合わせて
いいと思ったものを残していったから
位牌というものが出来上がり
仏壇というものが出来上がり、
先祖を大事にしましょうという考えもプラスになり
今が存続しているわけです
それはすべて人を大切にする
思いが形となって表れているのです
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