あるインターネットTVを見ていたら、
戦前と戦後の日本はストレスの対処が大きく違うとある女性がペマ・ギャルポさんから聞いた話を語っていました。
ストレスを「発散する」という方法はアメリカからの「輸入」らしい。
たしかに、西洋文化は「悪」を退治する、無きものにする考え方なのでアメリカらしい方法です。
では戦前の日本はどのようにストレスと向き合ったかというと、
「消化」するという方法。
自然とゆっくり風化していくというイメージなのでしょうか。
日本には仏教の考えが浸透しているため、ストレスと静かに向き合うことができたと言うてました。
スクールカウンセラーは和尚さんにやってもらったらいい、と(笑)
仏教というのは「苦」と如何にして向き合い、今の自分の考えや行動が今後どのようなことに生じていくかを考えていく思想です。(縁起の理法)
怒り、不安、イライラ、どんよりとした気持ち、こういった感情は誰でも、どんな人でも湧き上がってきます。
振り払おうとしても、浮かんできます。これは「煩悩」なのでどうやっても自分の力ではなくなりません。
この煩悩を客観視して、静かに見つめる「いい心のクセ」を習慣づける。自分って嫌な奴だな。自分がそうなのだから他人の短所も受け止めようとなります。
こうして、人を許すことができるようになり、怒りが静まります。
この習慣を仏教では「戒」といいます。
それでも負の感情はなくなりませんが、口に出したり、手を出したりという暴力の抑止力となるでしょう。
歯磨きをしないと気持ち悪いのはいい習慣がついている証拠です。
心の習慣もまたそうありたいものです。
いつも、
ニコニコさっさ
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