仏教の話日記

いまだに言われる、お坊さんは霊が見えるんでしょ?というビックな誤解


いまだに言われる、お坊さんは霊が見えるんでしょ?というビックな誤解

 

っていうか、見えたらお坊さんではありませんよ。

え?残念?

期待させて申し訳ありませんが、お坊さんには見えないのです。

霊感っていうものがそもそも、土俵が違うというか、畑が違うというか、

お坊さんにはありません。

仏教をきちんと学べば、霊魂がこの世に留まることはあり得ないことがわかるのです。

 

これは以前、「お坊さんのような方」がテレビに出てきた影響だろうと推測します。

日本人は何百年何千年たっても、こういう感覚から卒業することができないようです。

その結果、妙な不安がとりつくようになります。

 

しかしながら、

見えているという方から言われてしまってはしかたがないと思っています。

体に何かとりついているので、お経を読んでもらってもいいでしょうかというご依頼を何度か受けたことがあります。

 

そんな時は、

話を聞く、詳しく傾聴する。

何が不安なのかを一緒に考える。

その時は、けっして、仏教的正論はいいません。

ヒアリングの後にお経をおとなえします。

 

私は「その方のご先祖様の供養のためのお経」を唱えます。

 

唱え終えて、少し仏教の原則のお話をさせていただきますと、

依頼者が安堵の表情をうかべています。

私もその顔を見てほっとしました。

 

というケースがありましたし、

 

東日本大震災の後、幽霊目撃情報が多数あったと言われています。

目撃者もだれに相談したらいいかわからなかったそうです。

なぜなら、現代医学から見ますと心労と判断されがちだからです。

そこで、ボランティアで訪れた僧侶の方にやっと話すことができ、とても安心されたといいます。

 

東日本大震災の後にあらわれた幽霊の特徴としては、

祟ったり、恐怖や不安を煽るようなものではなく、

生き残った家族を優しく見守る幽霊だといわれます。

そこでボランティアの僧侶が読経すると、不思議と現れなくなったそうです。

 

壮絶な体験をされた方だからこそ、不安を安心に変える何かを強く求められたのでしょう。

我々僧侶も幽霊を真っ向から否定するのではなく、まずは向き合ってどのように不安を安心に、悩みを喜びに変えていくかを模索しなければなりません。



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