仏教の話日記

なぜ縁という言葉を簡単に語ってはいけないか。非常に深いことばだから


なぜお釈迦様は思い込みと執着(煩悩)を捨てよとおっしゃったのか

 

森繫久彌が母校で語ったことの中で

「人間は15歳になるまでに約200万人のおかげが必要になる」という、

どのようにして計算したかわからないが、

つまり、

お米一つ考えただけでも、

苗を作った人

お米を育てた人

お米を運んだ人

お米を売った人

お米を買った人

お米を炊いた人、、、、、

お米一つ考えただけでも相当な人数のおかげで私たちは食べることができる、ということである

 

着ている服や、住んでいる場所

それを考えると200万という数字になる、

そのおかげで、

会ったこともないおかげで、

自分というものは存在している。

 

このおかげこそ「縁」である。

人だけではない

大地や太陽や水、

地球がどうやって誕生したか

宇宙がどうやって誕生したか

すべて因と縁である。

因縁によって生まれる、

この法則を「縁起」といい、

仏教の基本思想である

(キリスト教の思想はすべて神の創造)

 

縁起は「因縁生起」の略

原因があり、何らかのきっかけで結果が生まれる。

縁はその「きっかけ」である。

 

種があり、

土や水や太陽という縁があって、

花を咲かせる

勉強という努力があり、

テストというきっかけがあって、

合格という結果が生まれる

と考える。

 

自分という存在は

一つの独立しているように見えて実は全体に溶け込んでいる。

一つの存在のようで無数に関係性をもっているため全体のひとつ

網の縦糸(原因)と横糸(縁)が重なった目(結果)のひとつしかない

そうなると、自分という「我」はあるようで実はない。

 

それがあると自分で思い込んでいて、

自分で都合よくいくと思い込み、

塩梅よくいったと錯覚し、

その居心地よさから離れなくないために

そうならないために、

いろんな煩いを生む

その思い込みと執着こそが悩み苦しむ原因である

 

だから

その思い込みと執着(煩悩)を捨てよと

お釈迦様はおっしゃったのである。

 

 

 



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