仏教の話日記

人は一部分しか見ていない、物事を知るということ無常をリアルに知るということがどれだけ難しいか


 

人は一部分しか見ていない、

物事を知るということ

無常をリアルに知るということがどれだけ難しいかを

お経に説かれている

 

ある王様は

目の不自由な方を集め、宮中の中をゆっくり散策してもらった

 

その中に、ゾウがいた

思い思いにさわってもらった

ある人は足をさわった

ある人は尻尾をさわった

腹をさわる人、背中を、鼻を、

 

みんな首をかしげて

「これは一体なんだろうと」考えた

 

王様は聞いた

「あなた方がさわっているものは『ぞう』というものだが

『ぞう』はどういうものか、ひとりずつ、言ってみてください」

 

すると

ある人は「ぞうは桶のようなものです」

ある人は「ほうきのようなものです」

ある人は「いいえ、太鼓のようなものです」

ある人は「壁と同じです」

ある人は「太い縄みたいです」

 

それを聞いていた家来たちは思わず笑いました

 

すると王様は

「笑ってはいけない」と叱りつけた

「目の悪い人たちばかりではない、

世の中の人々もみな自分の思うことが一番正しいと考えて、

それを言い張っているではないか、

目の不自由な人たちとどこか違っているのだ。

笑うどころか、よくない自分のことを考えてみるがいい」

 

固執してしまう価値観が自然と生まれ、しかも

自分自身を苦しめていることに気づかずにいる私たち

 

相談事のほとんどとは相続で

しかもそのほとんどが関係性の問題

 

手放すことは悟りを開くぐらい難しく

赦すことは出家するくらい稀有



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