癒しという言葉に注意せよ
癒されたいという気持ちを正直に言うと
甘えたいではないのかと
私はそういうニュアンスを感じる
もちろん、悪いことではない
リフレッシュしてそこからまた頑張ればいい話だが、
気をつけないといけなのは
コタツから出られないのと同じで
居心地のよさからそこにぬくぬくと留まり、
やるべきことから逃げ、現実を直視せず、
前に進まなくなるのではないかと
つまり、依存してしまうのではと
依存してしまったら
人の欲は宇宙よりも大きいので、
海水を飲んでも飲んでも喉が渇くように
満たされなくなってしまう
自分が可哀想、
自分がなさけない
というグルグル思考の繰り返し
どんどん自分中心になり、
我利我利(注1)になって孤独になる
何が大切かわからないから何を聞いても受け入れない
胃を壊した状態では美味しいものを美味しいと感じないのと同じ
その心の基準は
してもらうことが当たり前という基準である
その基準という物差しを改めなければ
いつまでもコタツから出られない(もうコタツの時期は終わっているが)
本当に大切なもの
それは「与える」ということ
give and take ではしてもらうことを前提に考えている
してもらったことより、
してあげたことをいつまでも覚えているのが私たちの心の本質
そうではなく
give and give でいこう、というか割り切ろう
与えるものは物や金だけではない
たとえば、
笑顔と優しい言葉での声かけはどうだろう
情けは人の為ならず
(とても誤解している言葉)
人に与えた親切は巡り巡って自分のところにやってくる
だから、人のためではない自分のためということ
物を与えることは決して損することはない
必ずそれは目に見えないエネルギーで溜まっていて
いつかは自分に幸せをもたらしてくれる
そして、新しい世界が待っている
さあ、今日だけいい
やってみよう
(注1)我利我利の語源は
餓鬼という欲を満たされない亡者がとても痩せている姿からきている。
餓鬼はとても醜い姿をし、酷く痩せていて大きい腹を持ち、
爪はナイフのように鋭く、
喉の穴は針の穴のように小さく、
水を飲もうとして、口を開けると喉から炎がでて、飲食物を焼き切ってしまう。
自己中心に生きてきた者が行く世界とされている
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