仏教の話日記

「さとり」がわからない理由


 

さとりってなんでしょう

真理の方とか縁起の理法とか

とよく言われるのですが、

 

なかなか言葉で表現できないのではないかと思うんです

 

「おい君!常識を知らない奴だなあ」と言って

「じゃああなたはどれくらい常識を知っているのですか」と言われても、

どれくらいという数の問題ではないようなものです

常識を知るとさとりを得るって似通っているような気がします

 

なぜかを考えると

もし、さとりとはこういうものだと答えたとしても

それは一つの表現であって、

それだけと限定することはできないと思います

 

さとりというよくわからないものを

立体的多面的に捉えることができないため、

具体的にどうだというのは

「言葉では決めれない」のではないかと予想します

 

どうしたらいいか

いっぱい言葉を用意しなければならないということになります

 

例えばこういう話があります

象を知らなくて目が見えない方が何人かいて、

それぞれ、象の一部分を触って、

象とはどういう生き物なのかを言ってもらう

 

ある人は象の足を触り、

象とは柱のような生き物だといい

ある人は鼻を触って

象とは木の枝のような生き物だと言い

ある人は耳を触って

象とは扇のようないものだといい

ある人は尻尾を触って

象とは縄のようなものだといい

ある人は腹を触って

象とは壁のようなものだという

 

このように全体の触ることができず、

部分的にしか感じることができない

 

象を見て知っている人から言えば

それもあるね、それもあるね

としか言えません。

 

私たちはブッタ(目覚めた者)から見たら

真理が見えない者です

真理がわからないから

あれこれ迷ったり、悩んだりしてしまうと言われます

 

ですから、

その智慧の眼を開いて真理が見えるようになれば

その景色はきっと素晴らしいもので

どんな状況になっても

なんだ幸せは「ここ」にあるじゃないかと

心から思えるようになるのでは

 

それにはまず心を鎮め、落ち着かせることが最も重要となります

そこから意識を集中していく、

 

とお釈迦さまは考えました

 



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