仏教の話

海外のこんまりブームを見て思うこと~さみしさ、苦の原因とは何か~


 

ときめく片付けで有名な

こんまりさんが海外で活躍しているようです

(めっちゃタイプです)

 

欧米の方の考えには

あくせく働くということは貧乏人がするもの

という貴族意識があり

ましてや、掃除をすることは奴隷がするもの

 

幸せとは物を購入し、物を所有することだ

という観念があるため

 

こんまりメソッドがどこまで通用するのか

少し観察したいものです

(すでに「こんまり嫌い!」というコメントが

アメリカでは広がっています)

 

日本人は昔から

朝起きて掃除をするという習慣がありました

小学校でも半世紀前までは朝掃除という習慣が

あったそうです

 

掃除をするにあたって

必ずしなければならないのが

片付けです

 

こればかりは高性能“ルンバ”があっても

できません

 

いつの間にか欧米にあこがれて

物を所有することが幸せであるということを

刷り込まれたのか、

私達の部屋にはものだらけになっています

(そういえば、ドラクエグッズが増えたw)

 

そして、

その物を所有している者が

さびしい心を物で埋めるように購入し続けると

気が付かないうちに

自分が“物に所有される”ようになり

 

なんで、自分が苦しいのか、

さびしいのかわからなくなってきます

 

このようなサイクルを起こす根本的な

原因となる考え方を

仏教では「無明」「愚痴」といい

最も厄介な煩悩と説いています

 

そして、

その判断で「いい、悪い」を決め

いいと思ったものを欲しがり

悪いと思ったものを攻撃したくなり

それによって欲を満たすことが

幸せと勘違いしているのが私たちの本当の姿です

 

自分が幸せだと思っていたことは

実は不幸になることだった

ということ

 

例えるならば

喉の渇きは癒そうと、

ちゃんとした水を飲めばいいものの

海水を飲んで満たそうとするようなもので

不安や恐怖によって欲に支配されると

なかなか正しいものの見方ができなくなるのです

 

そうはいっても

いつどんな縁(機会、環境、条件)に

どっぷりと浸かるかわかりません

 

恐ろしいのは人というのは

そのような縁に巡り合わせた生活習慣をしていると

自分でも気づかず、

負のスパイラルに陥ってしまうことです

 

そのためにも

掃除を行い、

たくさんの人と会話をして、

笑顔を振りまいて

手を合わせる習慣をすることです

 



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