日記

全盲の方は美術館をどのように楽しむのか?~見るという認識って?~


 

Twitterを見ていたら興味深い記事が上がっていた

https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5d75fda2e4b07521022f1c41?ncid=tweetlnkjphpmg00000001

 

全盲の方が健常者と美術館に行く際

どのように楽しむのかというと

対話の通じて作品を見るそうだ

いろんなコミュニケーションを楽しみながら、

全盲の方と通じた健常者が新たな視点を発見していくという内容

 

実は

「見えている人は実は見えていない」

ということ

 

全盲の方に絵の解説を言葉で説明している時

はっと気づくことが多い

(以下引用)

>普段私たちは、

膨大な視覚情報にさらされているなかで、

必要なものだけを無意識に取捨選択している。

美術鑑賞においても同様で、

作品を見ているつもりでも、

実は見えていないものの方が圧倒的に多いのだ。

 

今まで自分の都合で物事を見ていたことを

一旦リセットしなければならない

相手の見方で説明しなければならない

 

人に説明しようとして

改めて一から見直すことになり

物の見方が変わってくる

 

しかも

誰に対してなのか

それによって伝え方も変わってくる

 

自分に置き換えてみると

全盲の方がうちの本堂に来られたら、

仏教やお寺というものを上手く説明できるだろうか

(是非やってみたい)

 

全盲の方だけではなく

小さい子どもに説明するには?

お年寄りに説明するには?

渋谷のギャルに説明するには?

Twitterで説明するには?

外国人に説明するには?

 

おそらく

子どもにはいつも見ている世界観で説明し

お年寄りには懐かしむ時代で説明し

渋谷のギャルにはギャル語を取り入れながら説明し

TwitterにはTwitter的表現で

外国人ならその文化を例えて説明

 

そうやっていると

それぞれの世界観を知ることになるので

視野が広がるだろう

自分という殻が抜けて

いかに

自分中心で自分だけの世界で物事を語っていたか

自分の知らないことは知りたがらず

けど、自分は何でも知っているという無知を

知ることになる

仏教ではそれを「無明(愚痴)」といい

最も手強い煩悩と言っている

 

自分を知るということは

井戸の外からみた蛙(自分)を見つけることなのだろうなあ



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