なぜ昔は年配者が立てられていたのか?
今と昔の決定的な違いと言ったら
使っている「道具」である
昔は道具がなかなかアップデートされなかったため
技術を習得するのに大変時間がかかっていた
すると、
仕事の段取りは自然と
熟練、経験が豊富である年配者が決めるようになる
たとえば
こういう「しめ縄作り」になると
私のような現代人は途端に
何をしていいのかわからなくなる
まず最初にすることは藁の選別
見た目では全くわからないだろうが
実は“いい藁”を選んでいる
選ぶ前↑
いい藁に選んだ後↑
この時に使うのが
この“前前前時代”からあるような道具
熟練者ほど腰が入っている
そして次はいよいよ、しめ縄
この作業をしてみると
宮地嶽神社や出雲大社のあのドデカいしめ縄は
一体、どれ程の藁と時間と労力を要するのか
想像だに出来ない
この“よりより”しめ縄に至っては
今や80代の方や70代後半の方でなければ絶対できない
だから、こうなると
自然と年長者を敬い
上の人は下の人を慈しむ体制が整われ
綺麗な上下関係が出来上がる
使っている道具が変わらなかったら、
今でもずっとお年寄りは
“マスター・ヨーダ”のような存在になるだろう
スマホ中心の世の中
スマホの操作が全くわからない年配者は
その時点で時間が止まってしまい
あっという間に取り残され
それは災害時に情報弱者に成り代わる
幸せってなんだろうか
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