仏教の話

こう言ったらわかるかもしれないお念仏の平等思想


 

こう言ったらわかるかもしれないお念仏の平等思想

 

何も分かっていないような子どもが唱える念仏と

大本山の御前さまが唱える念仏と

どっちが勝れているでしょうか?

どっちが阿弥陀様への祈りが深いでしょうか?

 

答えは“同じ”です

 

この問いが

念仏は誰が誰のために何のために

を表していると私は思います

 

誰が=阿弥陀仏が

誰のために=すべての人に

何のために=極楽に連れていくために

 

これを

「自分が極楽に行くために念仏を」となると

どうも“自分の努力で”というニュアンスが強いのです

 

この世は比較の世界ですから

どうしても優劣が出ますし

そもそも基準はコロコロ変わります

何を以って、努力と言っているのか

何を以って、あの人より信心が深い

何を以って、あの人よりマシ

と言っているのか

 

仏教では

その比較や基準はすべてあってもないようなもの

条件次第ですぐに生まれて消えるもの

これらを「空」といいます

 

その比較基準を全部取っ払って

人は皆「凡夫」といい

煩悩を抱え、生きづらさや

ストレス病、老いにまつわる病、孤独死

縁によってはいくらでも転がる存在だと表しました

阿弥陀さまはこの「凡夫」を救いたいとおっしゃる

南無阿弥陀仏と申せば極楽に連れていくと私達に誓った

 

そのため

阿弥陀さまはなぜそのようなことをするのか

という“阿弥陀仏の思い”を少しでも知ることが

疑問解消につながると思います

 

子どもが成長して

親がどんな思いで働いて

どんな思いで育ててくれたか

 

たとえ世間がわかってくれなくても

親だけが自分の理解者という思いは

人をどれだけ安心させ

成長するのに生きていくのに

どれだけ必要な肯定感だろうか

 

生まれてきてありがとう

と言ってくれる

どんなにニートになっても

引きこもりになって嘆いても

犯罪者でもになっても

それでも親は一緒にいてくれる

 

そういう感じで阿弥陀さまは

どんな状況になっても見捨てず

包んでくれる究極の親のような存在です

 

そういう親(阿弥陀仏)から見て

南無阿弥陀仏(おとーさん、おかーさん)と言ってくれる子(私達)がいたら

どんなに愛おしく思うでしょうか

 

そういう親子の関係って世界平和につながると思います



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