仏教の話日記

物語は何を伝えているのか〜理屈でものを考えると人生を豊かできない理由〜


 

ある子どもが

「ねぇお父さん、なぜ僕は一人っ子なの?」と聞くと

お父さんが

「お前が早く寝ないからだ」と言いました

 

「早く寝なさい」と言っても

「なんで?」と聞き返す今の子どもは

大人の生き写しなのかもしれません

素直に話を聞くということは大人も含めて難しいです

 

物語、御伽噺を聞かせたり見せたりしても

そんなことあるわけない、

科学的に見たらありえない

という理屈で考える癖があると

その話の奥にあるものを知ろうとしません

 

浦島太郎を例に挙げると

・亀に乗ることはできないはず

・酸素ボンベなしで竜宮城に辿り着けない

・海中にいるのにどうやってご馳走を食べるのか

・海中で醤油をさして刺身は食べられない

・何万光年離れているのか

理屈で物語を見ると決して人生を豊かに過ごすことはないでしょう

 

乙姫は浦島太郎という素直で正直者に

娑婆から離れて真理の世界に目覚めて欲しかったのかもしれません

 

浦島太郎の話は続きがあるそうで

老人になった太郎はその後鶴になり

不憫に思った乙姫は亀となって再会し幸せになったとか

 

竜宮城という永遠の時間や

鶴と亀という永遠の命を求める

 

本当に美しいものや正しいものは

物語を通じてなければ伝わらないものなのでしょう



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