16年子育てをして気づいた読み聞かせの本質
頭を良くするためとか
国語の能力を高めるためとか
語彙力を増やすためではなくて
親子関係を構築するため
何の本でもいい
無機質な図鑑でもいい
たとえ説明書であっても
電話帳であっても
辞書であっても
子どもに優しくゆっくり語りかける姿勢が
子どもの心に栄養を与えることになる
これが
“勉強ができるように”
という下心や合理的な理屈でやってしまうと
「その本はダメ、トムソーヤの冒険にしなさい」と親の都合をついつい言ってしまい
子どもは
親に読んでもらうことはつまらないと感じ
その次に
本はつまらないとまで感じてしまうだろう
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話を飛躍して
お経というものもそうだと思う
お寺さんが
心底お経を愛しているなら、
そのお経はきっと人の心に響く
テクニックで上手くやろうとせず
しっかり味わって
噛みしめて唱えているなら
きっと一緒に唱えていて(聞いていて)
有難いものになるだろう