仏教の話

この絵の方はどなたかご存知ですか?


 

この絵の方はどなたかご存知ですか?

この“変なおじさん”のような禿げ方をしている方は

なんと「お釈迦様」です

 

29歳で出家をされ

息を止めるなどの極端な苦行をされていたことを辞め

菩提樹の下で瞑想に入り49日目にあたる12月8日の明け方に

さとりを開かれました

 

私の予想ですが、この絵は

お釈迦様が苦行を辞めて、

スジャータが作った乳粥を召し上がって

沐浴して髭を剃り身なりを整えようとする場面ではないかと思うのです

(違ったら教えてください)

 

仏陀二代供養の一つとされる「乳粥」については

とある村の村長の娘、スジャータは

いつも修行者に食べ物を供養する信心深い少女であり、

守護神より、お釈迦様が普通食をいただくようになったというお告げを受けます

すると

1000頭の若牛の乳を搾り七度も煮詰め、

その中の栄養が高い部分だけをとり

新しい米を新しい鍋に入れて粥を作りました

煮ている時に粥の上には「卍」の字が浮かぶという吉祥が現れたそうです

 

乳粥は黄金の鉢(器)を入れ、鉢ごと差し上げたと言われ

その鉢はのちに塔を建てて供養したと。

 

また、河に入ると、数多の神々が天から花や香水を撒き

その河の水もまた天上の宮殿に持っていかれ

 

瞑想する際の「台座」は竜のお妃様が用意したとあり、

すべての出来事は神々がお釈迦様を讃えた形になっています

 

一説によればスジャータは

村の神様に持っていこうとした乳粥をお釈迦様に差し上げたと言われていますが

“推し活”(信仰)の立場ではこのような比喩になっています

 

近代合理主義によって

生身の人間として描かれるお釈迦も入門としてはいいと思いますが

こういった表現(有難い表現)でなければ、

宗教的真実は語れないだろうと思っています

 

だから、

「天上天下唯我独尊」という言葉は

「インドのあらゆる神々よりも私、仏陀は尊いのだ」

という意味になってくると思うのです



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