仏教の話日記

昔の駄菓子屋から考える仏教精神とは


 

この現代社会で、まだあるのだろうか

あの慈愛に満ちた眼差しと、

優しい言葉で営む非営利活動のような駄菓子屋

 

お年寄りの愚痴まで傾聴する町のカウンセラーを担い、

学校の行き帰り、子どもたちが寄っていきたくなるような止まり木的存在で

子どもが大人になって結婚するとその報告をしに行きたくなるような温かい方

 

まだこの日本にあって欲しい、

そんな駄菓子屋のおばちゃん

 

私の里には観音菩薩の化身のような駄菓子屋のおばちゃんがいた

とにかくどんな方にも優しく、

常に笑顔

ほぼ年中無休で

朝の7時ぐらいから夜の9時までたった一人で営む、

子ども相手には消費税を取らなかったり、

お金が少し足りなかったりすると、

いいよ~次払う時は出世払いだよっと言って、

何も支払わずお菓子をもらう時もあった

 

とにかく、心優しいおばちゃんだった

第二の母と言ってもいい

 

そのおばちゃんも6年前、他界した

里に帰るといつもその駄菓子屋を通らなければならない

何となく、今は空き家になっている前で合掌をしたくなる

私にとってはまさに霊場

 

故郷の姿が変わると、

何とも言えない寂しさが沸き起こる

世は無常であるとわかっていても、

美しい思い出が消えてしまうような気分になり、

体の一部がなくなった感がする

 

時間というのは残酷で子どもをオッサンに変えてしまう

そこに行くといつでも子どもの感覚に戻れるのに。

 

嗚呼!

どこかにないだろうか

仏教精神が詰まった駄菓子屋

 

 

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