Well-beingという言葉が世界で広がっているそうです
直訳しますと“よいあり方”なのですが、
健康を表す言葉です
どのような状態を健康なのかというと
ただ単に体だけが良い状態なのではなく、
「身体的、精神的、社会的に良好な状態」だということです
これを一言で言い表すと
“幸福”です
Well-being=幸せ
私の直訳から言うと「よいあり方」=幸せ
「あり方」って何だって言ったら
“生き方”であると答えたいです
どうやら昨今は
何をする(Doing)とかよりも
それによって、
どうありたいのか(being)
の方が問われているような気がします
安価でほどほど質のいいものを
手に入るようになっている世の中
問われるのは
それをすることによって
どんな自分になりたいのですか
ということです
となると、
どんな生活をするのか
どんな生き方をするのか
になります
さらに最近では
身体、精神、社会の他に
「スピリチュアリティ」を求める方が少なくありません
(「スピリチュアリティ」の正しい訳語はないらしいです、
魂とか心の奥の、とかさまざま言い方はありますが、
以前、江原啓之さんがの番組で出てきたスピリチュアルとはちょっと違います)
ここで仏教の出番であります
仏教的生き方がまさにそれです
仏教の目的は
苦しみを抜き
楽を与えることと言っていいです(抜苦与楽という)
ここで大事なことは
“他人だけではなく自分も”
ということです
まずは自分の生活習慣をどうよりよくするのか
どのようにいい習慣を整えるのかというと
たとえば、
お坊さんの朝の過ごし方にヒントがあります
①お経、②掃除、③朝ごはん
①と②を行うと必ず、お腹がすいてきて
③がより美味しくなります
すると、幸福感が高まります
うつ病の方には早起きを
勧める精神科医の先生は
結構いらっしゃるそうです
どのように物事を考えるか
価値観をどのように持つのか
何も所有せず、
視点を変えるだけで
今の現状を良しとする仏教的思考を身に付け
その仏教思想から見た人間関係で
他人とどのようにコミュニケーションを取っていくのか
聴くこと
寄り添うこと
仲良くしていくこと
によって“はからずとも”
社会的に自分がよりよい状態にしていくでしょう
その前向きとも捉える習慣が
自分自身を守っていくのであり
縁ある人に喜びを与えることになるのです
仏教が求められていると
耳にするのは
こういう“生き方、あり方”が
求められているということでしょう
こういうことを
写経体験ではお伝えしております
(10/26のお経体験でもお伝えします)